なんでクーラー動いてんだ【AI崩壊 観賞記】

高校時代の同級生で卒業して15年後に初めて話した配島くんが映画の仕事をしてて、Facebookで凄い宣伝してたからいつ見ようかと計画して2月3日(月)ピカデリー新宿で見てきた。

監督は「サイタマノラッパー」の入江悠さんでそんなの映画がピカデリー新宿でこんな大看板で宣伝されてたと言うのも理由だし、この日の健康診断が予想より早く終わったりと導かれたような感覚で鑑賞。

イメージ的には日頃見ないパンデミック系の映画だから縁遠い印象あって、とりあえず映画観る前に想像しうるAI崩壊の内容を書いてみました。

「見る前に予備知識無しのAI崩壊予想」

時は2050年、人間はAIに依存した社会になっていた。人間が制御していたはずのAIはもちろん人工知能だから遂に人間の支配に苛立ちを感じ、意思を持ち始め、勝手に人間に不利な判断をしまくる。電源を切ろうにも勝手に再起動出来るAIに対して考えに考え抜いて古典的なC言語的なプログラムでAIをやっつけた的な「人間は結局偉い」みたいな物語を入江悠がやるとは到底思えないから期待!

さて、その予想はどこまで違ってたか?ここからネタバレです。予告編を見たあとに話します。そんなわけで見るつもりでネタバレされたくない方は観てからお会いしましょう。

「邦画はここまで来たんですね」なんか使い古された感じだけど、上映中に何度となく感じたのは大規模な洋画並みのスケールだった。あまり積極的に洋画見ないから出て来る感想かもしれないけど、空から落ちて来る車とか、トロンレガシーを思い出すサーバールームとかもそうだけど、何よりも思い出したのはハリソン・フォードの「逃亡者」。そう、AI崩壊は医療モノの服を着た逃亡モノでした。個人的には前述の「逃亡者」、堺雅人主演「ゴールデンスランバー」と逃亡モノは印象に強く残る作品が多いわけですが、AI崩壊もまた印象に残りました。最新技術を使った捜査を掻い潜るべく逃走も最新鋭ではあるものの、やっぱり下水道は通ったりするところとか、三浦友和演じる還暦前のオジサン刑事の嗅覚の方が鋭かったりとか、そういう部分に最新技術に頼りすぎることへのアンチテーゼを感じたりしました。解決策は意外とアナログ寄りでホストコンピュータに新しいプログラムを搭載のカメラで読み込ませると言う形、しかも序盤に張った日光を貝殻で反射させる伏線を終盤で回収したわけですがその為に写真立てを忘れるように仕向けたわけですがあのシーンは泣いてしまいました。細かくは描写されてないけど、あれ死んだ奥さんの遺伝子的なものがプログラムに入ってた気がする。これも「ゴジラ対ビオランテ」を彷彿とさせますね。

そんな映画の魅力的なパーツを集めた所に商業映画らしい部分ではあるなと思うわけですが、その大沢たかおの全国を逃げ回るところに勝手に『サイタマノラッパーみたいじゃん』とそこに入江悠の色を感じてワクワクしたり、別段ドルビーなんちゃらでもTHXでもない普通の劇場だけど割と耳をつんざくような轟音だったサウンドやAIが人間の識別を行うものとしてザッピングのように挟み込まれた色んな映像に日テレがバックについてるゆえのアーカイブを利用しつつ、その選び方に監督のこだわりを勝手に感じずにはいられませんでした。

極力、キャッシュレス決済とかは避けたい古い人間だからAIとかは否定的なので仮にこの作品がAI化への警鐘を鳴らしていたのだとしたらピント来ない訳だが非常に見ごたえあったエンターテイメント作品だったし、入江悠の色を感じられたからお勧めしたい作品だ。退屈せずに見入ることが出来た、それはエンターテイメントとして素晴らしいことなんじゃないかなと思います。

あと、この作品の賀来賢人が本当に素晴らしかった。賀来賢人と言えば私が大っ嫌いな福田雄一作品の常連でアレルギー反応さえしますが、AI崩壊の賀来賢人はカッコよかったし感情移入出来ました。入江悠の魔法と捉えることにしましょう。あと、エンディングテーマAIさんでした「Story」でお馴染みの絶対AI崩壊のタイトルにかけてたよね、そんな洒落っ気を忘れてないのも好きでした。

投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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