ペンタゴン並みの厳重なネタバレ包囲網の中で観た「シン・ゴジラ」

2016年8月5日執筆

いつ誰がTwitterでネタバレしだすか分からなかったので早い内に見に行きました8/1(月)地元のイオンシネマでTHXで。元々元々、総監督の庵野秀明が言ってたし製作側も徹底的に隠してるだけあって初回は「先入観なしで観るべき」ってのは納得できた。だから、このブログもその意思に従うものである。いつも通りにこんなお話からします。

これから書くのはありったけの感想です。まだ見てない方は予告編とか諸々の動画を見たら一回去って頂いて観終った方はまた来て下さい。

観終った直後の感想は「庵野にやらせよう」と決めた人に『あんた凄いよ』って言ってあげたいと言う思いですね。

齢37歳なものでゴジラは結構映画館で観てます。人生で最初に映画館で観たのは1984年とかの復活したゴジラでそこからデストロイヤまでは日本のゴジラは見てて『復活は違うな』って思ってて、アメリカ版は最初のニューヨークを襲った「トカゲ(ゴジラ)」は新宿コマ劇場でサンフランシスコを襲った渡辺謙の「ゴジラ」も観たけど、そこまで覚えてない(笑)。

怪獣映画ってそんなもんじゃないかなって気がして、うわぁデカっあのビル壊れたわぁ位の感じでそこまでディープに観てないけど好きだ。

賛否両論あるらしいけど、庵野にやらしたらこうなるよなってのが随所に露骨に出ててニヤニヤしてた。エヴァンゲリオン(あえてヱヴァンゲリヲンとしてません)好きなもんで明朝体とか文系には全く分からない化学知識や軍事用語の長台詞、ハーフの美人(石原さとみ)、ひ弱そうだけどたくましく戦う主人公(長谷川博己)とか並べたらキリがないですね。

これをエヴァっぽいと揶揄するのは愚問でしょう、この人がエヴァ作ってるんですから似るのもしょうがないなって思いますね。全く別の人がこういうの作ったらどうのこうのなるんだろうけれども、そういうの期待して話を振ったんじゃないかとさえ思ってます。もっと言うと庵野は怪獣映画を撮りたかったのかもしれないなって気がしないでもないです。

最近見てないけど、何度も何度もアニメのエヴァは見てましたから、思えば庵野はエヴァでこんなことをしたかったのかなぁと考えてみたりした。いずれにせよ、これでヱヴァンゲリヲン(最近の映画の方)の製作が遅れてるって言う話もしょうがないよって納得の思いと逆に次のヱヴァンゲリヲンに逆に期待したくもなりました。ハードル上がったなぁって。ちなみにナメ(下)からのアングルは庵野の常套手段ですからね、庵野秀明総動員作戦って感じでした。

作品内容としては今までで一番リアリティあるゴジラ映画でした。今まで観てきたのは「ゴジラ対自衛隊」だったけど今回は「ゴジラ対日本」正に作品コピーのままでした。

昨今の憲法改正問題に一石じゃないけど自衛隊が出動するのにどれだけの手間がかかってるかみたいな面倒なたらい回しが随所に現れて観てる方は「大杉漣とっとと決めろよ!」みたいに思いながら、これをすぐ戦いに出れないだらしなさと取るか慎重に慎重を重ねると取るかって所だろうなと考えたりもさせられた。そして、終盤の核を使うか使わないかの国連と日本のせめぎあいとか実際にこうなったら毅然とした対応を取ってくれるのだろうか。

思わず、平泉成演じる総理代理の背中の演技に涙が出て来た。それが自分の答えかなって思う。

そんなだらしない閣僚の中で最終的にゴジラを止めたのは官僚組織ではぐれものの寄せ集めなのがいかにも映画って感じでそこはリアリティ無いけど良いなって。しかも、閣僚陣もいぶし銀だけど、寄せ集めも津田寛治を筆頭とした若いいぶし銀で脇に脇を固めてって日本語があるか分かんないけどそんな感じ。パンフレット買えなかったから分かんないけど、「顔は分かるけど名前がぁ」みたいな人がたくさんでした。

役者の話すると、正直主演張れる人ってなると石原さとみと竹野内豊位で長谷川博己もギリギリ主演って感じじゃないでしょ、だからメインキャストにしたんだろうけど「結集」って感じだった。しかし、イーオンでCMしながら英語を学んだ効果あって石原さとみがハーフの役ってのはコント色強かった(笑)。

ルー大柴の影を見た、帰国子女ってああなの?ちなみに石原さとみは唇の厚さを役柄で調整できると思ってるけど、今回は厚い方でした(笑)。聞いたほどエロく無かった。

あと、ゴジラがやって来た場所が関東に集中してて知ってる場所だったからリアリティあった。しかも蒲田、多摩川丸子橋、武蔵小杉、品川、鎌倉とか身近な街が襲われてるからリアルだった。あと、序盤のゴジラ初上陸の時に海側から陸へ船とかが溢れてくるシーンに東日本大震災の津波を思い出して居たたまれなくなった人もいたとは聞いたけど、そこまでセンチにならずに見てたけど、大震災の影響は確かにあって身近な恐怖としてあの光景はあるからそこら辺はリアリティを感じた理由かなって思う。

逆を言うと関東じゃない人って襲われている東京をどう見てたんだろうって思う。ちなみに進化したゴジラが再びやって来る場所が鎌倉だったけど、庵野が住んでるのが鎌倉だからそういう思いもあるんだろうなって気がした。毎回毎回話題の名所を暴れて壊すのがゴジラだと思ってたから、スカイツリーにでも行くかなと思ったら普通の東京に来てたのは意表を突かれた。

それにしてもゴジラの形態進化ですよ。第1形態の子供の粘土みたいなやつが出て来た時は「怪獣二体出るなんて聞いてねぇぞ」って本気で思ったし、だてにネタバレ禁止にしてないなって関心させられた。そりゃあ喋っちゃダメですわって思ったら今回のは進化できるタイプで第4はメチャクチャで尻尾から放射能出すとかナイフみたいに尖ってて触るもの皆傷つける感じで言っちゃ駄目かもしんないけどありゃ使徒ですよ(笑)。

そんな使徒ではなくゴジラは自衛隊の通常兵器じゃダメでアメリカ軍がやるってなった時はゴジラ側でした「米軍なんかぶっ潰せ」って思ってて、ちょっとでも彼らがゴジラにダメージ与えた時はショックでした。

そんなゴジラを凍結させる「ヤシオリ作戦」って何やねんって話ですが無人新幹線型爆弾と無人在来線型爆弾には大興奮でした。戦闘機詳しくないですが電車は好きなんで新幹線がゴジラに突っ込んでく時点で大興奮。しかもかかってる曲が伊福部昭の過去にも使われた曲、なおかつゴジラ史上私的に一番好きなやつで声をあげそうになりました。曲に関しては後で述べます。

にしても1984年版で新幹線0系は何の役も立たずゴジラに食べられてしまうわけでそんな先輩の思いを乗せてN700が突っ込む姿は勇ましくさえありました。在来線型も当たり前だけど東京駅を通る在来線を使っており人生で一番京浜東北線がカッコ良かった瞬間だった(笑)、等と馬鹿な事を言ってしまいます。エネルギーを放出させるための神風特攻隊的な感じで砕けていくけど、本当にかっこよかったなって。

そして、かっこいい戦闘機じゃなくって最後はアメリカと国連による核爆弾ではなくなくて、クレーン車から液状物質を流し込んでゴジラを凍結させるわけだけど、そこに日本の意地を感じた。そして、無言に出てきた広島と長崎の2枚の写真、日本じゃないとゴジラ映画の味わいっていうのは出せないなっていうのをこの終盤を見て感じたわけです。どんなにお金使ってもアメリカ人では出来ないものがあるっていうのを証明した気がする。

そして音楽の話、エヴァンゲリオンの曲を使ったり、戦術のとおり昭和のゴジラを彩った伊福部昭の曲を使いまくっていたというのが印象的であり、知ってる人間にとってはいやがおうにもテンションを上げる装置として機能していたと思うけれども、個人的にはここがこの映画でちょっと不満な部分だったりします。なんで、当時の音源を使ったんだろうなって思う。

オールドファン向け、昭和ゴジラへのリスペクトかもしれないけど、せっかく良い音を出す映画館が出来たんだから、現在のオーケストラに依頼して演奏してもらうのもアリだったんじゃなかろうかと思うけど、逆にもっといい音で当時の音源を聴いたりすると味わい深かったりするんだろうか、ちょっとそこが気になってわざわざ「4DX行くぜ」とかっていう気持ちにはならない。

他の人みたいに何度も見るかっていうと分からない。運良くTHXというそこそこ良い音で鑑賞してしまったからである。ただ、エンドロールで見たスチャダラANI、KREVA、前田敦子がどんな役で出てるのか、野村萬斎の動きとかゴジラ見て気にならなかったのでそういうところも確認したい。ただ、DVD出たあとにメイキングと共に見ればいいかなって言う感じである。

投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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