木村拓哉チャンチャカチャン【マスカレード・ホテル鑑賞記】

2019年2月1日(金) MOVIXさいたまにて鑑賞しました。松竹系の映画館で東宝作品を見るというレアな体験でした。

2年越しで観てきました「マスカレード・ホテル」。そもそものきっかけは去年正月の明石家さんまと木村拓哉の『さんタク』を見てたときに木村拓哉と長澤まさみが共演すると知り、これは観なければとなった次第です。長澤まさみの作品は結構劇場で観るし、木村拓哉は去年「検察側の罪人」観てやるじゃんと思ったし割りと好意的になれたから楽しみでした。

いつも通りこれから豪快なネタバレしますからこれから観る方は関連動画見る前にご退席下さい。これから観る方のために言うと流石に「フジテレビと木村拓哉が手を組んだ映画だ」という事ですね。木村拓哉のベスト版と言ってもいいのではないでしょうか、木村拓哉に飢えている方は是非見て潤されて欲しい。ただ、どのアーティストでもそうですけどベスト盤が名盤であるとも限らないわけです。

箸にも棒にもかからなきゃ私は書かないわけで、それを書いているという事だけお伝えします。

さて、そろそろよろしいでしょうか。

さて、感想です。話題の「ボヘミアン・ラプソディー」が史実と違って熱狂的なQUEENファンがアレルギー反応を起こしてる話があり、それに対して私はファンタジーだから良いじゃんカリカリすんなよってタイプなのですが似たような反応をしてしまい、暫くは身に入りませんでした。

役名は覚えてないけど、浮気していた宇梶剛士の5階の部屋に嫁の菜々緒が離婚届を出しにエレベーターを使って降りるシーン。長澤まさみがフロントマンとして部屋番号をお客様に教えちゃう事は確かにあり得ないミスだけど物語上は良いけど、あれだけセキュリティ言ってるホテルで客が容易く自分が泊まらない客室フロアに行けちゃうのは問題でしょう、東野圭吾先生。彼のブレインは進言できる知識が無かったのだろうか?その確認のために原作は読まないけど、萎えたわぁ。

そんなこともあって、梶原善、小日向文世、生瀬勝久、篠井英介もいた影響もあり笑いはない殺人犯のいる「有頂天ホテル(三谷幸喜監督作品。個人的には三谷作品ではベスト)」として観てしまってました。しかも、高級ホテルにはいろんな癖のあるお客様が来て対応しなければならないなんて言う構図はまだに有頂天ホテルでした(笑)。なるほど、あの時の香取慎吾の役を木村拓哉がやるのかみたいな感じ。

まあ、キャストが凄い豪華で渡部篤郎をあれだけ観られれば幸せでしたよ。しかも、映画の日で1100円なんですから。

生瀬勝久の演技をあんなにまじまじと見られたのも結構幸せでした。今まで見てきた生瀬勝久の演技の中で一番カッコいい役だったと思います。見ごたえありました。

全体としての感想を言えば「THE木村拓哉」の映画でした。あるある芸人とかが木村拓哉あるあるをネタで作るとしたらその教科書になるような木村拓哉のエッセンスを全部入れてお届けした2時間20分という感じでした。フジテレビと木村拓哉が作り上げた「木村拓哉」という人形にホテルに潜入捜査する警部補っていう役を着せた作品という印象でした。いつもなら11回に分けて月曜の21時台に流していたところですけれども、キャストが豪華だからスケジュール調整できないし、そんなに長回しできないから映画にしたという言い方もあるし「キムタク×ドラマ」で数字取れる時代でもないので着実に収益を期待できる映画にしたなんて言い方もある。

理不尽な上司の要求にこたえたり、自分の正義の為に上司に楯突いたりとか長澤まさみに「ちょっと待って」とか言ったり、これまでの木村拓哉がやってきたことを上手くまとめたなぁって思いました。そうだよね、木村拓哉のいつもの感じってこうだったよねって久々に思えた作品でした。木村拓哉のマンネリを確認した感じですね、ディスっているのではなくて木村拓哉もここまでのクオリティに到達したと解釈して頂いた方が良い。これを良しとするかしないかは観客次第ですね。

立川流家元の立川談志のネタに古典落語をメドレーでやる「落語チャンチャカチャン」というのがある。

この作品での木村拓哉の見覚えのあるいかにも木村拓哉なシーンの数々を見てそれを思い出したので今回のタイトルにしてみました。

さて、この作品ともすれば、途中で帰っても良い様な要素満載だったけど、「これだけのキャストの中で犯人は誰か?」気になったもので最後まで見る決意はしていたものの、途中までは糞映画確定だったのですが、それを変えたのは勝地涼が怪しい役で登場してきたことです。

話が進んでいくうちにそのホテルで結婚式を挙げる予定の前田敦子の挙式日に前田敦子を狙うストーカーが犯人みたいな話になって警戒を強めたところに現れた勝地涼。ご存知の通り、ここ夫婦ですからワクワクが止まりませんでした。「うそ、勝地涼が前田敦子を狙うの」っていう感じになって、まんまと女装した勝地涼が前田敦子の前に現れて取り押さえられた。けど、真犯人が別にいたのです。

なんと真犯人は松たか子!序盤に現れた怪しいお婆さんは1年前に長澤まさみ演じるフロントマンに冷たい対応をされた(ホテルマンとしてはまっとうな対応)事で恨みを持って復讐をしに来たのだが、それは松たか子が扮装した姿だったのでした!というお話。
いやはや、素晴らしかったです犯人役の松たか子。イメージにないなぁなんて思ったけどTBSドラマ「カルテット」の時も犯人役だったわけですけれども、長澤まさみ対松たか子というやり取りがものすごい白熱してて良いシーンでした。このシーンの為にこの映画を観てたんだと思いましたね。

東宝の金の卵を育てた長澤まさみと、松たか子と言えば歌舞伎界の金の卵で歌舞伎と言えば松竹ですから、勝手に「東宝と松竹のスター対決」みたいに感じてたわけですが、別に松たか子は松竹に縛られてないようです。でも、この組み合わせは新鮮でした、フジテレビは良い仕事をしたなと思いました。

劇中、ホテルの潜入調査直前まで木村拓哉の相棒だったのが小日向文世で長澤まさみと何度か絡むシーンがあってその度に長澤まさみに「あなたは今の相棒なんですから」というセリフがフリになってて、かつて「HERO」で相棒だった松たか子が長澤まさみと演じたんだと思うと、なんだろうこれで続編でもやるつもりなのかなって気がしました。

そして、事件解決後に警視庁が帰ったのに長澤まさみに招かれた木村拓哉がレストランで食事するシーン要る?きっと、これも続編を示唆したものなんだろうけど、無駄だよなぁってこのシーンで映画の評価は下げてるなって思いました。結果、勝地涼が出て来てから松たか子が捕まるまでの何分間か分からないけど、それだけは名画でした。そして、松たか子が出てたからやっぱり三谷幸喜がフラッシュバックして「有頂天ホテル」を観たくなったわけです。

なんか、サスペンスだとしても東野圭吾も手詰まってるんだろうなぁって気がした。古畑任三郎の3シーズン目並みの無理やり感があった。ちょっとエレベーターの一件でガッカリしてしまったので積極的に東野圭吾って気にしなくなるんだと思う。

あと、どうでも良いけど制作に勿論ジャニーズが絡んでいるわけだけど表記が「ジェイ・ストーム」って名前で元SMAPも嵐の名の下で働いてるんだなって思って嵐の一件も込みで切なくなりました。
予告編観てて『フォルトゥナの瞳』が凄く面白そうでした。

投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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