2017年の(私にとっての)『最狂超プロレスファン烈伝』1~2巻

徳光康之先生による「最狂 超プロレスファン烈伝」をいよいよKindleにて読み始めました。1~4巻は実際Amazon中古であったけど5.2巻への周囲の熱を見ると待てなかったのと先生に共感した物として「1銭でも先生の財布に入れたい」と言う思いゆえに。で、「最狂 超プロレスファン烈伝」まだ最初10ページ読まない内に急用が入りましたが事件が。大宮スケートセンターの名前が!昔、友人宅で「プロレス好きなら知ってる?」的に読ませて貰ったのが烈伝でした。あの頃、超近所の施設が活字になっただけで興奮したのを思い出した。今回は1巻~2巻まで。

【1巻】

1巻読み終える。自分は深い人に比べればスターウォーズで言うところのパダワンでフォースマスターである他のプロレスファンの皆さんが熱狂して読んでいた話を聞いていたからすげぇマニアックな話も出てるんだろうなと思ったら予想以上に分かりやすい話でびっくりしたというのが率直な感想。そして、純然たるギャグ漫画でもあることにびっくり。結構多い爆破オチも好き。

正直キャラの名前とかもしっかり覚えるべきだけど、あまり覚えが悪いので不安だったけど、それぞれの推しを模したキャラであるので名前を憶えてなくても大丈夫と言うところに徳光先生の丁寧な仕事ぶりを感じる。脱線するけど洋画のキャラとか覚えづらいじゃん、そういうのを見習ってほしいもんである。残念ながら前田日明が戦っているところを見てないから木籔のビジュアルが前田と直結していないけれども、あのサークル一番の男前が木籔って言う設定になってます。

当時を知らないからあれだけど、SWSファンから相当クレーム来なかったのか、それともプロレスファンの中ではそんなに嫌われてたのか。そこらへんはミステリー。個人的に好きなエピソードは「新日の火を守る話」そして「力道山好きな夫婦から猪木好きが生まれた話」でそこにやっぱり俺は猪木信者なんだなって言うのを実感した次第。

【2巻】

時代で言うと4回目の超獣忌だから92年辺りか?だから自分にとっては新日と全日しか見てなかった頃で基本的には2巻の中の出来事はぼんやりした出来事。でも、微かに自分のプロレス史における重箱の隅の記憶を掘り返して懐かしい気分がした巻でした。
金積んで橋本や三沢を挑発した高田延彦は週プロで読んだ記憶がある。当時ルー・テーズのベルトを高田が持ってて、白黒写真のルー・テーズが巻いてたのと同じものを巻いてる高田の姿を見て、そのベルトを持っている以上はあいつが最強なのは間違えないだろうと島田少年は思ってた。


でも「そんな聞いたこともない紫のパンツになんで橋本や三沢は挑まないんだ!」って思って憤ってましたよ。でも、これもなんかの記憶で高田が北尾を破ったのを知ってて、「横綱を倒したんだから高田ってのは相当強いに違いない」とも思ったのでした。ベイダーしかりゲーリー・オブライトもそうあんなでかい奴に勝つってのは相当だと思ってたけど、実際に戦う高田を見るのはもっと先あの10.9でした。

それにしても、いやはやいたわ双羽黒。相撲取り時代の記憶はなくて、最初の記憶は部屋から逃走してヘリコプターで追われてて、それを見てた記憶。ファイターの記憶は無いから烈伝で見た水を浴びてお辞儀する北尾がそのまま俺の北尾になるのであろう。
2巻は噂で聞いた名場面が多い。直近に中野ブロードウェイ墓場の画廊での「最狂超プロレスファン烈展」を見たりDJで参加した「ジャイアントスイングコネクション」が引き金でこうして漫画を読み始めたわけだけど、『前田が負けた』『超獣忌』『森本レオ』辺りはこの2巻で名場面目白押しなんだが北尾の回で出て来た山崎一夫ファンによる「立つんだ山ちゃん」が強烈過ぎて個人的にはあれが2巻の中で一番好きでした。
北尾に関して述べる回は最後の方にあったけど、最初は悪口言いまくってるけどちょっと歩み寄ろうとして「ヒールとして解釈する」っていうプロレスファンならではのやり方で多くの人が北尾現象を解釈したのではないかと思う。『ちゃんこが美味いから心変わりした』なんて無理矢理な解釈と言われても全否定出来ないコースを突くようなギャグセンスは好きだ。

多分、「スポーツ冒険家」なんてフレーズも仕掛けた側、いや洒落たコピーライターが思い付いたギャグなのかとさえ思う。全然話違うけど、知ってます?今のIKKOさんの職業って。「美容家」ですよ(笑)。それに通じるんじゃないかとさえ思う。突っ込みたい度合いでは同じ位だ。あの回で北尾の話をする度に「ゴゴゴゴ」擬音が凄かったのはきっとなんか理由があったんでしょうな。そこは謎で終わってる。


プロレスファンから絶大な指示を受けて、1巻と違って一般層に向けて書いてないみたいな話を徳光先生は言ってたけど、しっかり一般向けに投げた球もある。
前田の負けを知らせないために全国の東スポ(関連新聞)を破き、WOWOWの会社の場所が分かんないから焼き討ちを止めて衛星を壊してしまおうなんて発想は大好きで一般になぜ伝わらないんだと思ったけどやっぱりプロレス脳だから面白いと思ってるのか?モンティパイソン張りに好きなギャグですが。ちなみにその次の回で高田が負けた話を完全に前田の時と同じ構図で表現した天丼も好きです。
嘘だけど若貴人気が出た謎が塩を浴びたからっていう単純な構造も笑ったけど、この相撲への茶化しもきっと北尾から来てる気がして、皆がみんな北尾に対して煮えたぎってて、いじり倒してやろうと思ってたに違いない。


昔、週プロで横綱審議委員会に入ってた頃の内館牧子が連載してだけど、この回読んでどう思ってたかなって想像は膨らむばかりだ。
森本レオのくだりは今回初めて見てそういう流れだったかと。烈伝での原画は一言「森本レオ」で周りの皆さんはみんなそのヒトコマしか言わないからわからなかった(笑)。
でも、このエピソードも良い話で、むしろ最初からここまでのSWS田中社長讃歌はこの森本レオへの壮大な前振りな気さえする。この後に同じ局の「リングの魂」で『ナベと鍋を食おう』とか言って渡辺智子選手と鍋をにこやかに食べる森本レオの記憶はあるから、森本レオもしっかりプロレスファンとして世間と戦ってたんだなって思った。
キャラの名前に関しては木藪、西等里は流石に認識してるけど、他の「笑うせえるすまん」で喪黒服造に人生だめにされる人たちみたいな名前は読んで理解して流してる。藤子不二雄A先生も徳光康之先生も「人生狂わせた奴の名前」としてこういう名前を付けたと思うのは下衆な勘繰りだろうか。

最後は「超獣忌」の時にプロ研の皆が口々に言う『真のプロレスファンとして』と言う言葉も印象が強かった。つまり、真のプロレスファンとしてブルーザ・ブロディを弔わずにはいられないと言う話になっていたわけだが、不意に群雄割拠だとか新日本プロレスの一人勝ちとか言われてるけど、今の真のプロレスファンは誰を弔うのか?むしろどこまでが真のプロレスファンか?とか考えたくなる。
自分なら三沢光晴の命日は毎年気にしてるけど、周りは違うんだろうなとは思う。そう言えば、この巻では三沢光晴ファンが出て来ては「はっきり言って」と懐かしいフレーズを連呼してるんだけど脳内に聞こえるのは三沢の声じゃなく福澤朗だったりする(笑)。

投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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