落語感想文3「佐々木裁きに感じるヒップホップ」

落語感想文、落語の感想を書いてますが好きなものからと思いつつ、今回は上方落語から。人間国宝・桂米朝の口演からです。桂米朝って大学の先輩にあたるらしくて、とはいっても戦前のお話ですけど、大学ではよくそんな話をしてたから桂米朝の名前は聞いてました。それで落語音源を収集してからしばらく経ちまして、一気に桂米朝先輩の音源を大量に借りまして、全部聞けてないけど今のところ上方落語で一番面白い一席がこの佐々木裁きです。ジャンル分けすると「天才チビッ子もの」であり「前日譚もの」であります。

大阪の街奉行の裁きをチビッ子が真似をしてる風景を佐々木信濃守と言う奉行がいわゆるパトロール中に見かけていたら、佐々木信濃守役の桶屋の息子のとんちの効いた名裁きで子供の喧嘩をまとめたことを受けて本物の佐々木信濃守が桶屋の親子とその町役人を呼びつけて話を直々に聞く。佐々木信濃守が直々に取り調べるのは相当な重い罪ではなければ無い状況と言う中で佐々木信濃守からの問いかけに純粋かつ巧妙にとんちで返す桶屋の息子はまるで一休さんの様でした。最後の方に『あの屏風と話せるか?』みたいなくだりはまさに一休さんでした。

ジャンルとしては「天才チビッ子もの」と言ったところでしょう。落語は頭の良い子供が多くて驚きますが、そりゃそうですな大人が作ってるんですから(笑)。

佐々木信濃守の後にこの桶屋の息子は大人になって佐々木信濃守に取り立てられて役人として大活躍すると言う「前日譚もの」でもあります。

そう言えば、「佐々木裁き」って韻踏んでるタイトルにヒップホップを感じてしまい、佐々木信濃守の問いに上手くとんちで返す桶屋の息子がフリースタイルラップの達人・Creepy NutsのR指定に見えたりする。

伝統芸能とは言われるものの現代と陸続きなのを感じますね。

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投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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