落語感想文4「青菜に思う立川談志的アプローチ」

落語感想文、落語の感想を書いてますがたまたま聞いた「青菜」のお話を。立川談志の「談志百選」からの噺。

知り合いで青菜さんと言う某公共放送でタチバナにぶっ潰すとか言われちゃうような組織の職員の面白い奴がいるんだけど、もちろんその人が主役の新作落語ではございません、れっきとした「背伸びしてやってみたもの」古典落語です。

植木屋さんが仕事で来たご隠居の家でご隠居に誘われて上方でも有名なお酒を飲む、酒のつまみに鯉のあらい、次は青菜だと言う時に青菜は無くなってた。「青菜は無い」と話すのも野暮だから符丁(いわば、暗号)でもって夫婦間で話すのを見た植木屋が気に入って、女房に話してこれから来る大工に試してやろうと言う話です。


談志百選を聞いただけではこんな早々に紹介しようと思わなかったと思います。簡単に言えば植木屋が身の丈よりも背伸びしちゃって丁寧な人間の真似事をして破綻しちゃう噺でしかなくて、談志百選のも割と前半状況説明で後半も畳み掛けず終わっちゃう感じではあるんだけど、その後に笑福亭仁鶴が口演したものを聞いたら全然違ってくすぐり(ギャグ)を入れまくりで笑える噺になっており、同じシナリオでもこうも違うのかと感じます。他の噺家の「青菜」も聞いてますが、実は談志だけサゲが違っていました。最初に聞いたのが談志の青菜だからでしょうか?そのサゲは一番納得できるものでした。もしかしたら、談志は「談志百選」ではくすぐりを入れずにあくまでも後世に残すために教科書的にやってるのではないか?そう考えると談志百選にある落語は談志以外のものも聞くべきなのでないか?そんな気がしてきた。

落語感想文と言う枠で感想を書き始めるに当たり振り返ってみて気付いたけど「今まで談志の落語に唸ったことはあるけど、笑ったことはないかもしれない」それでもつまらないから聞かない事も無いし、談志の青菜は回を増す毎に新しい発見がある。短くて分かりやすい噺だけど奥深い、青菜に限らず落語ってのはそういうものに違いない。

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投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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