落語感想文6「林家こん平の追悼は卓球のラリーのような大工調べで」

落語の感想を書いてます。落語感想文ですが突然の訃報で林家こん平師匠が77歳で12月17日に亡くなられたそうです。まずはご冥福をお祈り致します。

笑点メンバーのオレンジ色と言えば林家こん平で幸い世代的に弟子のたい平がメンバーになる前の絶頂期のこん平師匠を見ていましたので「チャーザー村」も「第二の故郷、◯◯にこん平が帰ってきました」も「幸い鞄に空きはございます」も晩期の「1、2、3チャラーン」もリアルタイムでした。また、個人的には中学の時に卓球部でしたので下火の頃から卓球好きだとおっしゃられていた姿に好感を持ってました。

ある日、東京のねぎし三平堂に展示されていた若き日の林家こん平が初代三平に宛てたファンレターを見て感動したものである。笑点での着物のように太陽みたいな立ち位置の人でした。

普通であればこん平師匠の口演の感想をつらつらと書きたいところですが私のWALKMANには一切無い、むしろどうも音源として存在してないらしくて、いつも頼りにしている文京区図書館のシステムで「林家こん平」と調べても一切出てこないのである。ならば弟子のたい平の口演とも思ったけど、あまり聞き込めてないし秩父夜祭の花火の声帯模写の印象ばかりが強い(笑)。ならばと今回は先に述べた卓球仲間でもあった三遊亭小遊三の口演でも好きな一つ「大工調べ」の感想を。


大工調べはいわゆる与太郎が出てくる「与太噺」で、大工の与太郎が家賃滞納の為に大家から大工道具を取られて仕事に行けない状態でそのままだと仕事にならない棟梁が大工道具を取り返そうとする。結果大家と棟梁が揉めると言う話。笑えるのは終盤ですが『火事と喧嘩は江戸の華』と言う有名なフレーズ通り、この喧嘩シーンが大きな見せ場だし、個人的な江戸の喧嘩を感じるなら大工調べを聞けば良いとさえ思う。

「大工調べ」で言うと立川談志と古今亭志ん朝と言う言わばお手本みたいな二人の音源もあるんです。もちろん、聞きやすいんだけれども「小遊三と言ったら大工調べ」と言う位のフィット感が私のなかではある。それは見せ場のシーン、談志よりも勢いがあるのは志ん朝だが育ちの良さが出てちょっと上品な感じがするからちょっと下品な小遊三の口調の方が江戸っ子を感じる。本物の江戸っ子を知らない人間が言えたもんじゃないけど、実は談志が生まれも育ちも東京都文京区だから江戸っ子なんだけど(笑)。

そんなわけで林家こん平を思いながら卓球仲間の小遊三が話す大家と大工の棟梁による卓球のラリーのような応酬を聞いてみた。ちなみに小遊三がやっていたのは町奉行登場前の上の部分で終わる。

それにしても、なぜ林家こん平の口演音源はないのか?弟子のたい平は音源で古典落語をやってるからこん平がやってないことはなかろう。その謎は深まるばかりだ。

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投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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