落語感想文7「クリスマスはユーミンでもかけながら紺屋高尾を」

落語感想文、毎度落語の個人的な感想をお届けしていますがこのシリーズをやる上で避けて通れないであろう大ネタの一つ「紺屋高尾」のお話です。これに関しては誰のと言うわけでもなく色んな噺家さんがやられてる噺です。ちなみに私のWALKMANの中には立川談春、立川志の輔、立川生志、先代の五代目三遊亭円楽と何故か立川流ばかりが並び立ちます。恐らく前にもお話しましたが談志の死後に「芝浜」を聞いて撃ち抜かれて談志をもっと知りたいと立川談春の「赤めだか」を読んで談春に興味を持って、初めて聞いた紺屋高尾が談春のものだった、そこから立川流を攻めだした結果そうなったんだと思います。

ざっくりした内容は藍染職人の久蔵さんが先輩と吉原へ冷やかしで遊びに行った時に当時全盛の人気を誇っていた高尾太夫の花魁道中に遭遇して一目惚れしてしまい、恋煩いして仕事も手につかない。親方は久蔵さんを勇気づけるために「三年間一心不乱に働いたら会わせてやる」と約束したところ、希望を持った久蔵さんが本当に働いて高尾太夫に会いに行ける。

全て書くのも長くて飽きてしまうのでここら辺にしますが(笑)、働いて会えたのも奇跡ですが、この後「高貴な人でないと相手にしてくれないだろう」と身分を偽わったり、話しかけられても合いの手だけ打てと言われていると言うのに、高尾太夫は久蔵さんを受け入れてたった一晩で結婚を決めてしまう。

高尾太夫は大名道具と呼ばれているってのは大名クラスとも相手するからしっかりとした教養とかを叩き込まれてる最高の女性なんだそうな。その眼力が会うためなら三年間真面目一筋で働いてきた久蔵さんの誠実さを一晩で見極めたんでしょう。太夫の凄さもそうだし、久蔵さんの努力も素晴らしいハッピーエンドで終わる噺です。

高尾太夫が久蔵の元にやってくるのは年季があける翌年3月15日だから春に聞いてその後に「3月9日/レミオロメン」でも聞いたら綺麗ではあるんだけど、なんとなく「恋人はサンタクロース/松任谷由実」でも良いと思うのはやはり12月23日書いててクリスマスが近いからでしょうか(笑)。

サゲが変わっても高尾太夫は久蔵さんの元に行きますから、いつでも安心して聞いていられます。噺家で差が出るとしたら吉原の案内役であるやぶ医者の先生の演じ分けかなと思います。

あと、映像化された場合に誰が高尾太夫をやるのか?長澤まさみか綾瀬はるかか、個人的には石原さとみですが、その石原さとみを噺家がどこまで色っぽく演じるのかもポイントかもしれません。そうなると立川流家元の立川談志や古今亭志ん朝の口演も聞きたくなりますがちょっと訳ありですのでまた。

そう言えば、「高嶺の花」って石原さとみ主演、野島伸司脚本のドラマが2018年夏にあったけど、ちょっとイメージ近いかなって思ったけど、だったら「電車男」の方が近いわなと思った次第です。

個人的には吉原の噺だから「廓噺」でもいいと思うけど、世間的には違うらしい「純愛もの」と言う事でしょうか。

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投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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