落語感想文12「元祖すれ違い笑いにして最高傑作百川」

落語感想文、落語の感想を書いてますが今回はいつ聞いても笑える噺「百川」です。音源としては古今亭志ん朝の口演をよく聞いてます。あと、2019年五月に浅草公会堂での立川談春の独演会でも聞けました。音源で何度も聞いてる好きな噺だったので高座で聞けたのは感動的でした。そりゃ生の方が印象的に決まってますが、百川の音源なんて志ん朝以外に見たことないからね、今も聞けます。


枕によると実在した料亭の実話を元にした噺らしい。ただ、これが与太噺かと言ったらそうじゃないのです。


魚河岸の若い衆が御祭りの四神剣を質に入れちゃったりとか料亭「百川」の女中さんが営業中にみんなで髪結いのために髪をおろしちゃった、そんな些細な事件の積み重ねと百川店主の『魚河岸の皆さんは威勢が良いから何をしでかすか』みたいなアドバイスが主役の百兵衛さんを萎縮させちゃったりして、そこからボタンのかけ違えと言うかすれ違いが笑いを起こします。往年のアンジャッシュのコントみたいな感じです。もう、アンジャッシュのは見られないでしょうからロスの方いたら「百川」をお薦めします。

魚河岸の若い衆にしたら百兵衛さんが隣町の使者ではなくてただのお店の奉公人だと判明したのが第一幕だとしたら、更に第二幕があるのもまた魅力。

しかも、百兵衛さん百川に来た初日の出来事ですよ。主人から「しばらくは顔見せだと思ってゆっくりしてください」と言う言わば研修期間中にいきなり実戦登用ですよ。アメリカのパニックコメディ映画にありそうな設定ですよね。そんなシチュエーションでうまく行った例はエヴァンゲリオンの初回でしか知りませんよ。あれはたまたま碇シンジが乗った初号機に母のDNAが入ってたからですもんね。

百兵衛さんに何無茶ぶりしてんのさ!と何度も聞いてるから百兵衛さんに肩入れしちゃったりしてね(笑)。そんなわけでどこの世界の方も新人さんは懇切丁寧に教えるべきなり。なんか、徒然草みたいなおわり方でした。

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投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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