落語感想文25【これを艷と言うのが落語の粋『蛙(かわず)茶番』】

5ヶ月ぶりの落語感想文です。空白の期間に伊集院光の影響もあり『三遊亭圓生を集めてみたいな』と思うようになりまして、圓生百席をコツコツと図書館で借りて集めようか復帰戦は圓生と決めていました。

何をしようかと考えながら昔から持ってた落語オムニバスCDみたいなものに『艶笑落語』なんて名前のがあって、5ヶ月前は鬼滅の刃意識して『郭噺』ばかり聞いてたころだからその延長線で良いかなと思って、そこで圓生が口演していたのが昭和39年録音の『蛙茶番』でした。

蛙茶番

艷が付くから良い女が出るかなと、それこそ談志の芝浜の魚勝のおかみさん的な人が!ものの見事に裏切られましたよ。細かい内容はWikipedia行っていただくので端折りますが建具屋の半次が素人芝居で良いところを見せようと質屋から取り戻したふんどしを身を清めようと行った銭湯で忘れちゃう。本人は自慢のふんどし見せたくて、客席を注意する裏方なのに目立っちゃう。下半身履いてないのを半次に自覚なくて、先に気づいた客が煽り煽りまくって、乗っかった半次は舞台上でブンブンと3本目の足を振り回す。

いやはやなんともド下ネタですよ。笑福亭鶴瓶が干されて銀杏BOYZ峯田和伸が勾留されたような案件ですよ。話によると戦時中は内容ひどすぎて上演禁止落語だったそうですからね。

ただ、そんなウマナミな陰茎を出す下ネタ噺を『艷』と表現する落語の了見の広さ、やらかした半次を煽りまくる芝居小屋の面々の馬鹿騒ぎ等など印象的なシーンが多い噺です。

名人取っ捕まえて言う話じゃないけど、圓生落語に声を出して笑うことはないけど滑らかな口調で教科書みたいでした。面白いとかそうでないとかそんな領域で楽しむわけではないというのが圓生落語な気がします。


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投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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