かなしいおじさん、シザーハンズに似た哀愁と美味しいしらすご飯【世界はほしいもにあふれていない】

『世界はほしいもにあふれていない』三浦春馬が自殺したあたりになんとなく皮肉を込めて付けていたこのタイトルはどうやら『ジャンル化出来ない世間話』を話す時に用いていたらしい。今日はそんな話をします。私の職場にはかなしいおじさんがいます。


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かなしいおじさん

おじさんPは恐らく80近いと思われる。Pはイニシャル特定出来ないだろうから選んでいる。別にXつけるほど怪しくないし、プロデューサーでもない。世間で言えばおじいさんなんだけど書いてる方も42歳のおじさんだからおじさんとカテゴライズさせてもらう。

私の職場はタワーマンションの夜勤コンシェルジュと言う仕事でマンションの管理人と言ったら分かりやすいだろう。日中は才色兼備な女性が住民すなわちお客様の対応をして夜は危ないからということでおじさんが対応している。

Pはそのマンションの住人でちょくちょく日勤の女性達に絡みに来るのが好きらしい。そして『ここはさぁ、キャバクラじゃないんだから』みたいな絡みをしてるがあくまであっちがお客様だから言えない。Pは女性陣の気を引く為にちょくちょく差し入れをしてくれる。自身は患って甘いものは食べられないらしいが散歩がてらに名の知れた和菓子を買ってきたり、お手製の料理を作ってきたりする。

ただ、残念なことに殆ど余る。それは女性スタッフは皆独り暮らしだからと言うのもあるが何よりも怪しまれてるというのが理由の殆どだろう。しきりに絡みに来るPは気持ち悪がられている、たとえ名店の美味い鯛焼きでも(例えば熱い吐息を吹きかけたり)なんかされてるんじゃないか?と疑われている。

大体の食品や食材は女性スタッフ分しか用意されない(当たり前である女性スタッフの気を引くためなのだ)。それがしっかり余り、賞味期限が過ぎたないしは近づいた辺りに我々スタッフのおじさんがパラサイトするのだ。

当たり前だがその内情をPは知らない、『どうだ美味しかったろぉ』とスギちゃんばりに女性スタッフに聞いたときに返ってくる「本っ当に美味しかったですぅ」が嘘なこと、そしてその感想は相手にしたくない年下おじさんの感想であることを!

Pおじさんの名誉のために言うと、彼が持ってくるものは皆美味しいし、甘いものも都内をよく散歩する私が町中で見かけるような店のものばかり、それが出来たてだったたい焼きだとしたらのが放置されて干物みたいになってしまう『非常にもったいない』。偉そうなことを言えばこのPおじさんの思いが食糧に困った子供達に向けられたらどんなに幸せだろうか。

美味しいしらすご飯

そんなある日Pおじさんが神奈川産の非常に美味いしらすを持ってきた。今回は小分けもされず入ってるから女性スタッフは絶対食べないと確信あり味見したらしらすにしては肉厚で美味しかった。どうせPおじさんのイメージだけで貰って帰らないだろうから、いつもは賞味期限が切れたら持って帰るところを今回ばかりは女性スタッフに承諾を得て持ち帰る。

そして、我が家で何度となくしらすご飯で食べてます。

アップ
煮物にかけて彩りを楽しんだり
三色丼にしてみたり


実母から聞いたしらすご飯にオリーブオイルをかけたら美味いと聞いて実践したらまあ美味くて、調べたら

①ご飯

②刻み海苔

③卵黄

④しらすとネギ

⑤オリーブオイル

の順に重ねるともっと美味いらしいのでいつか実践したいと思います。



ともあれ、このしらすを筆頭にただただ美味しい物を紹介するPおじさんと女性スタッフの関係性が両手がハサミである故にハグが出来ないシザーハンズに似た哀愁を感じる。

どんなに美味しいものや有名な物を差し入れても年下の女性スタッフの口は『美味しいです』とは言っても食べてなくて食材は旬を過ぎた頃に年下のおじさんの口へ運ばれていく。



残念だけど、Pおじさんの美味いと思ってるものはおじさんの美味いもので女性の美味いものではない。それに気づかない限り平行線は続くんだろうなぁ等と思いつつ、齢を重ねて美味しいと思えるものが増えていく中で患って食べられないけど美味しかったものをあげると言う背中にそうはならないように気を付けないととも思う42歳の秋なのだ。

投稿者: shakson5

しまだくらぶです。生まれも育ちも住いも埼玉県の昭和54年早生まれの40代です。婚活の歴史とか趣味のDJとか色々お話して、皆さんの暇潰し等のお役に立ちたくてブログを書いております。

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